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女性のキャリアとよくある悩み|ライフステージの変化とキャリアのバランスを考えるポイント
転職ノウハウ
結婚、出産などのライフイベントに伴い仕事やキャリアに悩みを持つ女性は多くいます。今回はこれから起こりうるライフイベントや状況の変化に備えて、女性のキャリアにおけるよくある悩みや押さえておきたいポイントなどをお伝えします。

目次

  • 「キャリア」とは
  • キャリアに悩んでいる女性は多い
  • 女性がこれからのキャリアとライフイベントを考える際のポイント
  • まとめ   

「キャリア」とは

キャリアというと、職務経歴などをイメージするかと思いますが、実はプライベートにまでおよぶ広い概念です。特に女性のキャリアを考えるとき、仕事と家庭は相互に影響し合います。人生のかじ取りそのものともいえるでしょう。

本記事では女性のキャリアについて、どんな悩みに直面する可能性があるのか、それに対してどう向き合えばよいか解説します。

キャリアに悩んでいる女性は多い

女性の活躍を推進する動きが広がりつつある一方で、女性の就業率の低さや管理職比率の低さが指摘されています。

こうした状況は実際、キャリアに悩む女性が多いことにも表れています。例えば、出産によってキャリアの停滞や、退職を余儀なくされることが問題視されています。また、パートナーの転勤による退職は女性のほうが圧倒的に多いでしょう。家事や育児の負担も女性に集中する傾向が高いです。

では、なぜこうしたキャリアの悩みがつきものなのでしょうか。代表的なライフイベントを詳しく見ていくと、女性の前にはいくつものハードルがあることがおわかりいただけるかと思います。

「出産」についての悩み

妊娠・出産は、女性にとって人生の一大イベントです。キャリアにおいては、働けない期間がどうしても生じてしまいます。職場環境によっては、産休・育休を取得することに対して、肩身の狭さを感じるかもしれません。

また、育休期間についても自分の意思だけでは決められない側面があります。職場から早く復帰してほしいという意向があれば、休みたくても休めないでしょうし、待機児童問題などによって、復職したくても復職できない可能性もあります。

実際に職場復帰をした際の大変さも、女性の悩みとしてよく挙げられます。特に復帰直後は心と体のバランスをうまく保つことが難しいという声も多くあります。そのギャップを埋めながら、出産前と同じようにスムーズに働くためには、自分が思っている以上に周囲からのサポートが必要になることもあるでしょう。

「仕事と家庭の両立」についての悩み

子どもが小さいうちはフルタイムで働くことは難しく、時短勤務で復職し始める人が多いようです。保育園の送り迎えや、買い物、食事の準備など、仕事と家庭の両立は毎日目が回るような忙しさです。時には子どもの発熱や体調不良といった予測できないことも起こるため、状況により急な休みも取らざるをえないこともあるでしょう。

どんなに効率的に仕事を進めても、こなせる仕事量には限度があります。家庭ではパートナーと役割分担すること、親族のサポートを得ることなどで負担が軽減できるかもしれません。職場では前倒しで仕事を進めるなどの対応をしつつ、また、周囲とコミュニケーションを取り、いつでも助けてもらえるようにしておくことも大切です。

「転勤」についての悩み

全国転勤を前提とした総合職採用の場合、望まない転勤辞令を受ける可能性があります。一人なら問題なくても、パートナーと離れ離れになるのは避けたいと思うのが自然でしょう。子どもがいる場合は、転校させることに対して抵抗感があるかもしれません。そうしたケースを見越して、あらかじめ地域限定正社員や非正規の雇用形態に変えたり、転勤のない会社へ転職したりする選択肢があります。

悩ましいのは、パートナーが転勤辞令を受ける場合です。日本では旧来的に、男性のキャリアを優先し、女性がキャリアをあきらめざるをえない現実がありました。女性側が退職して専業主婦になったり、パートナーの赴任先で就職先を探したりするのが当然、という見方が一般的だったのです。

しかし今では、そうした古い常識や固定観念は見直されつつあります。夫婦ともども転勤を回避する手だてを講じるという選択肢もあれば、お互いのキャリアを優先するという判断も十分ありえます。パートナー同士で価値観をすり合わせ、どこまで歩み寄れるかあらかじめ話し合っておきたいところです。

女性がこれからのキャリアとライフイベントを考える際のポイント

ここまで、ライフイベントとそれに伴う悩みを見てきました。では女性として、いったいどんなキャリアプランをもって歩んでいけばいいのでしょうか。次の3点について考えてみることをおすすめします。

1. 理想とする働き方やキャリアを描いてみる(キャリア軸の理想を考える)

まず見つめ直したいのは、自分自身の「理想のキャリア」です。社会人として働きはじめると、学生のときには想像しなかったような仕事のやりがいや、働く喜びが見つかるものです。また、社内の先輩社員を通して、さまざまなキャリアのあり方も目の当たりにしていることでしょう。

それらをヒントにして、どんな人物になりたいか、どんな働き方を実現したいか考えてみてください。例えば以下の方向性があります。

  • キャリアアップ志向

ばりばり働いて能力開発に取り組み、より大きな役割やポジションに挑戦していくキャリアです。プライベートよりも仕事を優先したり、仕事を通した自己実現に生きがいを見いだしたりする方は、これに該当するといえるでしょう。そのなかでも、「専門スキルを磨き、スペシャリストとして活躍したい」「リーダーとして、チームマネジメントで力を発揮したい」など、さまざまな形があります。

  • ワークライフバランス志向

趣味や勉学などの「自分の時間」、あるいは子育てや家事などの「家庭の時間」を重視する方が該当します。あくまでプライベートを犠牲にしない範囲で仕事に打ち込みたいというバランス感覚です。

このように、自分は何に重きを置くのかを整理して、なりたい姿をイメージしてみましょう。その際、現段階のスキルや周囲の環境を考慮する必要はありません。「現実」はひとまず置いておき、シンプルに「理想」を思い描いてみることが大切です。

2. 将来的に子どもが欲しいか考える(プライベート軸の理想を考える)

次に考えたいのは、「理想のプライベート」。いいかえるなら、誰と暮らし、どんなことに時間を使いたいかです。

特に子どもを産みたいかどうかは、キャリアの観点からすると、結婚以上に重要な意味をもちます。なぜなら働き方に関して、結婚の前後ではそこまで大きく変わりませんが、妊娠・出産の前後では劇的に変わる可能性があるからです。

もちろん、子どもをもつかどうかは、パートナーの意向やそれぞれの状況に左右されることもあり、個人の選択次第です。 多少でも子どもを持ちたいという気持ちがある場合は、子育てを想定しておくことで、将来像がより具体的にイメージできるようになります。フルタイムで働くことが難しくなる可能性があることや産休・育休によってブランクができることなどによって、キャリアにどんな影響があり、今のうちに何をすべきかが見えてくるでしょう。

3. 理想を実現するためのアクションプランを洗い出す

例えば、システムエンジニア3年目の女性が、以下の理想を思い描いているとします。
<キャリア>プロジェクトマネージャーとして第一線で活躍したい
<プライベート>将来的には結婚し、子どもと過ごす時間を大切にしたい

この理想を実現させるためには、どんなアクションプランを考えればよいのでしょうか。数年後に子育てをしている前提で、いかにして理想のキャリアを手に入れるか考えてみます。

まず必要になるのは、理想と今の自分の差を正しく理解し、そのギャップを埋めることです。キャリアステップとして、システムエンジニアとプロジェクトマネージャーの間には隔たりがあります。そこで、プロジェクトリーダーというステップを早めにクリアしておくべきですし、そのためのスキルアップにも取り組むべきでしょう。

また、前述の「出産」についての悩み、「仕事と家庭の両立」についての悩み、「転勤」についての悩みに直面する可能性があることも想像できます。もし今いる会社でこれらが大きな壁となるようなら、転職も視野に入れておきたいところです。

このようにして、アクションプランを一つずつ洗い出していきます。どうしたらよいか迷った際は、社内でロールモデルとなりそうな人を探し、話を聞いてみることをおすすめします。

4. 仕事やライフイベントに対する価値観や考え方をパートナーと共有する

出産、子育てをはじめとしたライフイベントは、女性だけが当事者というわけではありません。パートナーと協力しながら乗り越えていくものです。どんなキャリアを築いていきたいかなど、互いの意思を確認し合うようにしましょう。

幸い、近年は男性の育休取得が進むなど、子育ての負担を夫婦で分担することが一般的になりつつあります。昔と比べて、理解や協力を得やすくなっているといえるでしょう。

まとめ

女性のキャリアにおいて、出産、子育てなどは高いハードルといえるでしょう。キャリアプランを実現するには、問題がいざ目の前に立ちふさがってからではなく、日頃から自分の考えや価値観を整理しておくことが大切です。一貫性のある軸や価値観さえ持っていれば、不測の事態が起こっても対応しやすくなるでしょう。

その際、働く環境もまた大切です。下記の記事も参考にしてみてください。
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