30秒で肩コリがなくなる!? オフィスで手軽にできる「あべこべ体操」をはじめよう

 デスクワークの多いビジネスマンなら誰しも一度は、「肩コリ」や「腰痛」に苦しんだ経験があるのでは。「時間ができたら、マッサージにでもいけばいいや」と、自分のコリや痛みを放置しているあなたは要注意です!

そんなあなたに「あべこべ体操」

 「肩こりや腰痛をずっと放置しておくと、その部分の血流が悪くなり、よりつらいコリや痛みにつながります。自分の体もだんだん動かしづらくなるので、いざというときに思うように体が動かず、大怪我をしてしまうこともありますよ」と語るのは、「あべこべ体操」トレーナーの北洞誠一(きたほら・せいいち)さん。

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北洞誠一さん(公式サイト

 あべこべ体操は、北洞さんが2008年に考案した体操メソッド。北洞さんがあべこべ体操を実演した動画は、「短時間ですぐに効果が実感できる」と話題になり、YouTubeで400万回以上再生されています。

 今回はビジネスマンが知っておきたいコリの取り方をお届けします。

あべこべ体操のポイント

 あべこべ体操をやるにあたって意識したいのは、「基本の動き」に加えてそれとは真逆の「あべこべの動き」をすることです。「この“非日常的な動き”を取り入れることで、普段とは違ったパターンの筋肉の使い方が脳を刺激し活性化させます」と北洞さん。

 たとえば、体を右に向けたとき、普通であれば頭も一緒に右向きになりますよね。ところがあえて頭だけを左向きにすると、頭があべこべの動きになるわけです。

 この一連の動きがマスターできると、体の緊張がほぐれ、コリや張りも解消していきます。さっそく、そのやり方を見てみましょう。

あべこべ体操3つのルール

・各体操は5回セットを目安に
・呼吸を意識して、止めないように
・無理しない! 頑張らない!

あべこべ体操1 400万回以上再生された、肩こりを解消する体操


 つらい肩こりをとるエクササイズです。「基本の動き」では、最初に胸を開いたときに背中の線が「Cの形」に、前屈して胸が閉じたときは「逆C形」になることをイメージしてください。まずは、この動きを5回繰り返しましょう。


 次は「あべこべの動き」です。視線を下げ、肘を閉じたまま、背中を反らしてください。頭を背中でゆるい「Sの形」をイメージします。その状態から今度は視線を上げ、肘を開きつつ、背中を丸めていきましょう。今度は「逆S形」になります。この動きを5回繰り返してください。

 やっていくうちに、肩がじんわりとほぐれていくのがわかります。

あべこべ体操2 首や腰をほぐすお尻フリフリ体操


 首のコリや腰のはりをほぐすエクササイズです。「ハーフあべこべの動き」では、最初に右手を頭の上にのせて、そのまま体を右側に倒します。お尻の重心も右側に行きますね。そこからお尻の体重を左に移動させ戻します。この運動を5回繰り返したら、今度は手を替えて逆側にも挑戦してください。


 次は「フルあべこべの動き」です。ハーフあべこべの動きでは片方だけお尻をあべこべにしましたが、今度は両方向のあべこべを行います。体がバナナのように曲がった状態になります。この運動を5回繰り返したら、また手を替えて逆側にも挑戦してください。

あべこべ体操3 腕の張りをとる体操


 腕の張りをとるエクササイズです。自分の作業デスクを使ってやってみましょう。「基本の運動」では、腕と体の向きを同じ方向に回します。これを5回繰り返してみましょう。


 次の「あべこべの動き」では、体と腕の向きをそれぞれ逆の方向に回していきます。この運動も5回繰り返しましょう。腰(または骨盤)を意識すると、やりやすいですよ。

あべこべ体操4 ふくらはぎのむくみをとる体操


 最後はふくらはぎの疲れとむくみを取るエクササイズです。「基本の動き」では、左足のつま先を持ち上げると同時にお尻の重心を後ろにずらしてください。次にかかとを持ち上げるときは、重心を前にずらします。この運動を5回繰り返したら、右足でもやってみましょう。


 「あべこべの動き」では、基本の動きと重心を逆にすることがポイントです。右足のつま先を持ち上げるときは、重心を前に。かかとを持ち上げるときは、重心を後ろにずらしてください。この運動も5回繰り返したら、右足でもやってみましょう。

まとめ

大事なのは無理をしないことです。あべこべ体操をマスターすれば、今よりももっと健康になり、仕事の能率も上がること間違いなし。体がつらいと思ったら、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

北洞誠一さん

健康づくり・体力づくりの仕事を続けて30年。乳幼児の体づくり指導や企業労働者の健康づくり事業、高齢者の身体機能回復指導、幼児教育専攻学生の授業など、幅広い現場で指導を行う。身体のリハビリと訓練法であるフェルデンクライス・メソッドの指導者養成コースに参加し、2004年に指導者資格を取得。フェルデンクライス・メソッドのクラスを主宰しながら、様々な健康法や運動法をアレンジして簡単で分かりやすい「あべこべ体操」を考案し現在に至る。
http://abekobe.jp/