EC系ベンチャーで働いていましたが、同業他社に転職しました

日刊キャリアトレック編集部が転職経験者に「はじめての転職」について聞いてみました。

今回お話をしてくれた方:青木さん(仮名)/関西学院大学卒/EC系ベンチャー企業 → EC系ベンチャー企業

新卒で選んだのは、ECサイトを運営するITベンチャー企業。当時ECサイトは既にたくさんありましたが、私は創業10年未満の新しい企業を希望していました。

ウェブの世界で10年以上続いている企業には既にきちんとした運用体制があるものです。それらの企業では、自分のできる仕事は与えられた課題の達成のみで、やりがいを感じられないのではないかと思ったのです。

また、新しいものを取り入れられる環境、社風でなければ、変化の早いIT業界においては置いてけぼりになるのではという漠然とした不安も感じていました。

そうした理由から私は、創業10年未満、従業員数が20名以下で成長が見込める企業を選びました。

会社の経営不振……このままだとヤバいと転職を考える

ECサイトといっても自社商品を売るわけではありません。我々のECサイトは様々なクライアントにご利用いただくことで、ビジネスが成り立っていました。「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」を想像してもらえると分かりやすいかと思います。

仕事は、サイトに出店していただくクライアントを探すこと。出店いただけそうな企業を検索してはメールを送り、アポを取って訪問。我々のサイトを利用してもらえるよう、クライアントに営業活動を行っていました。

そんな中、入社当初は順調だった会社の業績が傾いてきたのです。次第にユーザーが他社のサイトやモールを利用するようになり、いわゆる「顧客離れ」が起こり始めました。

改善策はいろいろと講じましたが、経営は厳しくなる一方。どうにも立ち行かない状況にまで追い込まれました。このままでは会社の存続はおろか、自分も職を失ってしまう……。そんな危機感を持ち、他社への転職を考えるようになったのです。

同業他社へ転職したワケ

会社の業績が傾くのはどうしようもありません。状況が悪くなればきっぱりと見切りをつけて、次の道を探す方が現実的と考えました。

ひとまず退職せず、働きながら転職活動を始めました。そして数社の面接を受けた結果、私のスキルに興味を持ってくれたEC系のベンチャー企業から内定をいただき、転職を決めました。

転職の決め手は、営業以外の他職種の業務にも意欲的に取り組めそうだったからです。営業経験しかない私でしたが、「他にも自分に何か適性があるのではないか?」と思っていました。

できることなら、働きながらその適性を探り当てたかったのです。かつては興味のあることばかり追求していましたが、「自分が本当に向いている仕事はいったい何なのか?」ということにも興味が湧いていたのです。

1つの仕事だけしていると、どうしても視野が狭くなってしまいがち。若いうちにいろいろ経験し、その上で一生頑張れる仕事を見つけようと思いました。

いつか「Amazon」のような人材になりたい

前職では営業がメインでしたが、今の職場では営業にSE、さらに総務で商品の発送業務も行っています。

特に発送の仕事は、前職では物流部が行っていたことなので私は全くの未経験。発送する便の手配、配送スケジュールの調整など、発送に関する業務を一手に引き受けています。

現在は日々勉強をし、視野を広げている真っ最中。

今後は、一人でECを回せる言わば「Amazon」のような人材を目指しています。これまで身につけたスキルを活かし、今後はプライベートでもネット販売を始めてみたいと思っています。

(了)