不安から逃げたくてTOEICや通信教育に手を出す「生き迷い資格女子」の特徴

こんにちは。「紅葉狩りよりもカップル狩り」と書かれたTシャツを買おうかどうか迷っています、『妖怪男ウォッチ』ぱぷりこです。

「○○の秋」と称して何か始めるエセ意識高い系が出没する季節ですね。「え?今までキャリアプランの話とかしたことなくない?」「学生の時から勉強キライで推薦で大学に行ってなかったけ?」そんな女子が突然「これからの時代は英語だからTOEIC」「司書資格を取ろうと思って」とか言い出したらご用心。オーイエーアイシー、それ生き迷いじゃね?

というわけで今回は「生き迷い資格女子」について考察してみましょう!

生き迷い資格女子の特徴

「なんでその資格を取ろうと思ったの?」と聞くと「手に職をつけたいから」「専門性って憧れる」という答えが返ってくる確率が9割の、生き迷い資格女子の特徴はこちらっ!

・専門職ではない一般職(事務職が多い)
・仕事への不満と不安がある(非正規雇用、サービス業で休みが不規則、給料が安いなど)
・恋愛関係がうまくいってない(片思い、非モテ、不倫など)
・物事を突き詰めて考えようとしない。思考が苦手
・勉強があまり好きではない
・占い好き

もうね、「不安×女子」「思考停止×女子」カップリングは王道すぎておなかいっぱいだよっ☆不安だけど不安の原因を探らない探れない女子のうち一定数が「スピリチュアル女子」、一定数が「生き迷い資格女子」へ進化します。だいたい、アラサー女子が5人以上集まると1人ぐらいは生き迷い資格女子になっている印象。

「手に職をつけたいから」ってみんな言うけどさ

生き迷い資格女子はやたら「専門性」「専門技術」「手に職」を強調する傾向にありますが、それは彼女たちが現状、専門性がない仕事についているから。そして「派遣だから契約を切られたら次がない」「私が本当にやりたいのはこんなお金のための仕事じゃない」と、現状の仕事に不安や不満を抱いていることが多い。

そうかーキャリアアップ考えてるのかーうんうん確かに専門性があるといいよね……なーんて思って話を聞いてると、彼女たちのキャリアプランのなさにびっくり。「専門職がかっこいい」「専門職だと食いっぱぐれなそう」というふわっとした憧れだけで「何の専門」なのかすら決まってなく、ただ「専門職」「手に職」という言葉だけが一人歩きしてる。

そもそも彼女たちのこれまでのキャリアはだいたいが「なんとなく」。なんとなく大学に入り、なんとなく一般職につき、なんとなく仕事をしてきたけれど、なんとなく将来が不安……大学選びでも会社選びでもあまり深く掘り下げて「自分はなにをしたいのか」を考えてこなかった人たちが、社会人数年目にして周りを見て「あれ?なんか私とあの子、違う?」と焦り出すようです。

生き迷い資格女子が選ぶ資格

そんな彼女たちが選びがちな資格がこちら!

・TOEIC(ダントツ)
・漢字検定
・カラーコーディネーター試験
・秘書検定
・司書資格
・医療事務
・歯科助手
・インテリアコーディネーター
・ネイリスト検定
・アロマテラビー検定

ダントツ人気のTOEIC

TOEICは日本でしか通じない井の中のフロッグ資格ですが、根強い人気を誇りますね。やっぱり安くて受験勉強と同じやり方でも、それなりに点数が取れちゃうからでしょう。残念ながら、リスニング・リーディングオンリーの方のTOEICは「点数を取れる」ことが証明できるわけで、英語能力の証明にはなりません。きらきらグローバル☆という夢を見せてくれるところも、生き迷い女子に人気の秘訣。

本好きが取りたがる司書資格

司書資格はポストがほとんどないため死屍累々ですが、「本が好き☆」という理由だけでレッドオーシャンへ漕ぎ出す女子が後を絶ちません。無茶しやがって。

会社を辞めるための歯科助手資格

歯科助手は取得がハードですが、「とりあえず今の会社を辞めたい」人たちが免罪符のように使えるスペシャルカード。「とりあえず会社を辞めたいから取ることにした!」と笑顔で言われた時はのけぞりました。「資格取得というポジティブなもののためにやめるの!だから無職でもしょうがないの!」と言えるし、それなりにポストもあるので人気ですが、彼女たちが歯科業界の闇を知るのは会社を辞めた後なんだよね……。

彼女たちにとって大事なのは「自分が取れそうか」「自分が勉強できそうな分野か」だけ。そもそも勉強や思考が好きではない&得意でない人が多いため資格は必然的に取得が簡単な趣味系のものになりがち。それか、「仕事を辞めるための言い訳」に使えるちょっと難しい資格を選ぶか。

なぜ生き迷い資格女子は資格に向かうのか

なぜ生き迷い資格女子が資格勉強へ一心不乱に邁進するのか?それは、資格が彼女たちにとって「不安を取り除いてくれる護符」のようなものだから。専門知識や専門技術を持たない彼女たちは「専門知識」へのイメージそのものが曖昧なので「資格」というだけでなんか輝いてるように見えるのです。

資格勉強は便利な言い訳です。手を動かすから思考しなくていいし、「忙しい」って言い訳にもなる。手を動かしてるから前に進んでるという気になるし、「不安を解消するために何もしていない」という自己嫌悪から逃れられる。あれ?これ、試験直前に勉強せずに掃除を始めることと同じじゃね?

「資格」という名の新興宗教

仕事から逃げたい。不毛な恋愛から逃げたい。将来が不安定だけど何が問題なのかわからない。不安から逃げたくて恋愛に向かう女子もいますが、生き迷い資格女子は不幸な恋愛をしている、もしくは男の影がないことが多いので、イマイチ恋愛にはまりきれない。そんな彼女たちの「不安から逃げたい」ニーズに「資格勉強」はぴったりマッチします。

不安が行動の動機になること自体は悪いことじゃありません。「このままじゃダメだ!」と一念発起してキャリアプランを練り上げ、会社を辞めて士業試験勉強したり大学院に行ったり留学したりと、ガラッとキャリアを変える人をたくさん見てきました。でも生き迷い資格女子はさらに「きちんと考える」ことからも逃げる逃げる

なぜ資格を取るのか、資格を取った後どうしたいのか、資格をどう生かすのか。その資格が市場でどれぐらいの価値があるか、転職にどれぐらい有利なのか。生き迷い女子はこういう思考はまるっと既読スルー。周囲からの後追いスタンプもなんのその。

彼女たちが本当に欲しいものは、「資格による未来の設計図」ではなく「現状の不安をどうにかしてくれるお守り」です。だから将来設計をおろそかにしたまま、資格勉強に「時間」という最も貴重なコストをぶっ込むのです。

「結婚しても手に職があれば再就職できるしー」といって勉強に勤しむ生き迷い資格女子のうち半数は特定の相手がいない、もしくはセカンド沼におりますが、なんでそういう妄想はできるのに資格に思考を割けないのか、わけがわからないよ。

結論:資格い頭を丸くして、逃げる理由に使うのはやめろ

基本的に資格は、コスト(時間・金額)とリターンのバランスの兼ね合いです。

・難易度(専門性の高さ)
・資格取得までの平均時間
・試験の頻度(機会が多ければ多いほど楽)
・資格取得の値段(受講料・試験の値段)
・モチベーションの高さ(自分がどれぐらい興味を持っているか)
・資格の社会的な評価(日本/海外)
・資格取得によるキャリアへのメリット(想定年収増加額など)

これらの情報収集をして、自分のキャリアプランにメリットをもたらすかどうかを吟味することが必須です。何よりまず「キャリアプラン」「なりたい私像」ありき。「私をここから連れ出して!」と走り出したところで、「目的地」なくして走ったら人生迷子になるのは当たり前。

資格取得を考えている人は「なぜ自分はその資格を目指すのか?」を徹底的にドリルダウンしましょう。後ろ向きな理由だったり、逃避だったり、不安だったりするなら、理由がポジティブなものになるまでえんえんとノーを出し続けるべき。まあ、それができないから資格に逃げようとするんだけどね!あと「手に職をつけたいから」禁止ね。そのフレーズは思考停止と見なすっ!

資格は護符でもお守りでも聖顔布でもありません。楽になりたいという理由で資格に時間と金を費やすのは、新興宗教と占いと「寝るだけでみるみる痩せるダイエット教材」に大金を費やすのと同レベルだということを、くさび形文字で心にがっしがっし刻みこみましょう。ん?痛い?くさびが刺さる?それが人生だよ。ぱぷりこでした。

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