白馬の王子様をあきらめた女子がハマる「いつかピンとくる」 信仰ですが、信じてると人生終了します

恋愛の年末調整!(挨拶)

「クリスマスに何が欲しい?」という質問をアラサーの友人にしたところ「捺印済みの婚姻届」「ゼクシィ」というパルプめいた回答ばかりが返ってきて困惑してます、ぱぷりこです。君たち昔、怒涛の貴金属勢だったじゃないか。

サンタと理想の王子は信じなくなったけど、ピンとくるは信じてる☆

さて、もう少しロマンのある恋活・婚活女子なら「いい出会い」がまずは欲しいのではないでしょうか。これくれるサンタがいたら絶賛課金しますよね。

とはいえ昨今の恋愛エッセイ・漫画・統計データは「理想の王子は待っていてもこない」とハレルヤ大合唱しているためか「現実を見て自分から動こう」と自家発電型マインドの恋活・婚活女子が増えているようです。スンバラシイ!大手を振って万歳三唱を贈りたい。けれども?おやおや、様子がおかしい。彼女たちに話を聞いてみると、だいたい皆がいちどはこのセリフを口にします。

「会ってみたんだけど、ピンとこなくって」

どうやら皆さん「蛇口をひねれば水が出る」のと同じように「自分に合う人が目の前に現れればピンとくる」と思っている様子。あのね、ないから。それはない。その「ピン」はサンタ・王子・ネッシーと同じ幻獣だから。

ひっじょーーーーに残念なお知らせですが、この年になるまでピンときたことがない&これまでピンときた人と1年以上付き合ったことがないなら、これから先もピンときません!!なぜなら「ピンとくる」は誰もがデフォルトで持っている能力ではなく、開発・習得が必要な技術だからです。

「ピンとこない=いい人がいない」という激烈勘違い

「ピンとこないからいい人がいない」と愚痴る女子たちは、下記の前提で物事を考えています。

  • 自分にはピンとくる能力が備わっている
  • ピンとくる能力は条件が揃えばいつでも発動する
  • その条件とは「自分にとって恋愛ができる人」が目の前に現れることである
  • ピンとくる成功確度は高く、ピンとくることがいい恋愛につながる
  • 「いい人が目の前に現れればピンとくる」=「ピンとこないのは、いい人が目の前に現れていないから」という論理式ですね。でもちょっと待って。条件を精査してみると、穴がどんどこあるのに気づきます。

  • 能力の有無:ピンとくる能力が本当にあるのか?
  • 発動条件:あったとして、ピンとくるの発動条件は正しいのか?
  • 発動する確率:発動した場合、発動率は100%なのか?それとも2回に1回しか発動しないのか?
  • 成功する確率:発動した場合、成功率は100%なのか?発動しても失敗する(実はいい人じゃなかった)可能性はあるのか?
  • 発動確率50%×成功確率50%の場合、いい人と出会ったとしても2人に1人には気づくことができません。さらにピンときた人のうち、2人に1人は実は相性の悪い人だったとします。成功率は25%です。そもそもピンときたところで、うまくいくとは限らない。単純な確率論の話です。

    で・す・が、「ピンとこないんだよね〜」という女子は、この可能性を一切考えていません。その上、ピンとくる母数が足りない。だから「ピン」が合ってるかどうかも検証できていない。にもかかわらず、自分にはピンとくる能力があり、100%正しい相手を、100%正しいタイミングで見抜けると信じているのです!「なかなかピンとくるいい人がいないんだよね〜」と愚痴ることは、つまりはそういうことです。自分の能力への疑問が一切ない。そんなバカな。

    「ピンとくる」は英会話に似ている

    「ピンとくる」を英会話に置き換えて考えてみましょう。あなたの英語はここ20年以上、通じたことがありません。理由を聞くと「英語を理解する人がいないから」。こう例えると「いやいや、まず自分の英語が間違えてる可能性を考えようよ」って思いますよね!?でもなぜか「ピンとくる」能力については「自分は正しい」が大前提で、うまくいかないのは「相手がいない」せい。つまりは他責になる。

    語学センス抜群の人と同じく、ピンときやすい人もいる

    実際のところ「ピンとくる」は英会話に近く、もともと生まれ持った才能に加え、訓練と経験によって上達する部分が大きい。「語学センス」なんて言葉があるようにピンときやすい人、恋愛体質の人は存在します。いわゆる「惚れっぽい人」。

    彼らは一目惚れしやすく、すぐに人を好きになります。ですが周りの恋愛体質の人を見ていれば分かるとおり、彼らの恋愛が必ずしもうまくいくとは限らない。恋愛状態にある脳は麻薬中毒者の脳に似ている、という研究成果が示すとおり、恋愛している脳は冷静な判断をしていません。脳内麻薬ゴリゴリにキめてる状態ですからね!そのため、失敗をバンバンやらかします。彼らが恋愛の精度を上げていくのは「こういう条件が自分にとって大事だったんだ」と失敗から学んでいくためです。

    英会話も「ピンとくる」も経験を積めば上達する

    ピンとくる能力=恋愛状態になりやすいかどうかは、個体差がある才能のひとつ。とはいうものの、その後に実践によって経験値を積み、自分にとって「ピンとくる」条件を見つけていくことで精度を上げていくものでもあります。英会話で例えるなら、そもそも英語への興味や言語能力があり、実際に英会話をしまくり、多数の失敗を経て話せるようになる人たちです。

    一方で来たこともない「ピンとくる」を待ち続ける人は、「自分の英語能力を疑わず、ゆえに練習もせず、一発でネイティブと英会話ができる」と信じている人のようなもの。HAHAHA!今まで練習してきてないのに、その自信はどこからくるんだい?とエセ外国人になりそうなくらいとんでもhappen☆

    いつか自分がピンとくる!と思いこんでる人は、その根拠を全力で探すことをお勧めします。

    「ピンとこない」信仰にすがる2つの理由

    ピンときたことがないにもかかわらず、いつかピンとくると思っている人たちに、根拠がまったくないことがわかったと思います。ちょっと考えたらわかるようなことを、なぜ妄信してしまうのでしょうか?

    その1. 恋愛経験が不足している

    経験不足でそれが正しいかどうかを判断することができないから。実際、私の周りでは、1人の人と長期間つきあったことがなく、恋愛経験が少ない人ほど「ピンとこない」を口にします。そして「どういう人がタイプなの?」と聞いても「一緒にいて楽しい人」「好みとかないんだよねー」といった、ふわっとした思考停止ワードが返ってきます。

    その2. 信じたいから!!!

    「周りが悪く、自分は悪くない。よって改善する努力は必要ない」と思いたい。信じたい!自分が失敗し続ける理由を考えるのはしょーじき超キツイ。「周りの質が悪いのだ」と決め込む方が断然楽ちんです。まーもうお分かりのとおり、そのままでは永遠にピンとくることなんてありません。

    結論:「ピンとくる」のを待つな。最終目的は「理想の相手」を知ること

    では「いつかピンとくる」信仰を持つ女子はどうすればいいのか?イエッス、信仰棄却☆

    そもそも最終目的は「ピンとくるかどうか」ではなく「自分にとって理想の相手と付き合う or 結婚すること」のはず。だったら「自分の理想の相手」条件を言語化しましょう。「ピン」などという、謎の未確認飛行物体に教えてもらう必要はありません。君はUMAじゃない!人類だから自分でできる!

    はい、もう一度確認!これまでピンとこなかったのは、いい人がいないからではなく、自分のピンとくる能力が未発達であり、これまで自分と相性がいい人を見逃してきたからです!これ、反射で言えるように何度も復唱してください。なんなら写経してください。

    自分の理想を言語化する方法は2つあります。

    1. とにかく実践
    2. 理想の棚卸し

    1は文字通り、とにかく実践コース。これまで「ピンとこない」で足切りしてきた人とデートしてみたり付き合ってみたりする。そしてその経験から「自分は何を大事にして、何が嫌なのか」という条件を探して書き溜めるというデータ収集をおこなうこと!この方法は、アンダー25歳の時間の余裕がある若人に有効です。

    逆にアラサーで時間がない人はいちいち爆散してられないので「自分の理想の相手とはどんな人か」をひたすら思考して書き出しましょう!恋愛経験がない人はイメージすることや、条件を精査するのが難しいため、きちんと設定した条件をレビューしてもらいましょう。相手は婚活サービスなどのプロフェッショナルや恋愛経験が豊富な友人や既婚の友人がいいでしょう。ある程度が固まったら、その条件をひっさげてガツガツ出会いに乗り出してくださいね!

    そうやって「正しい努力」を続けていれば白いおひげのピンおじさんが、素敵な出会いをプレゼントしてくれるかもしれません。ぱぷりこでした。

    参考文献:越智啓太『恋愛の科学 出会いと別れをめぐる心理学』

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