インテリアデザイナーから独学でファッションデザイナーへ!ラフ・シモンズに学ぶ仕事観


出典:Minidoc | The Artistic Genius of Raf Simons

はじめに

ファッションに興味のある方なら、彼の名を知っているかもしれません。

ラフ・シモンズは、あのDiorでもデザイナーを務めた世界的ファッションデザイナー。
ファッションデザイナーは服飾学校等を卒業してからなるのが一般的ですが、タイトルにもあるように彼は一風変わった経歴を持っています。

ラフ・シモンズの略歴

1968年にベルギーに生まれる。

大学では工業デザインを専攻し、卒業後はインテリアデザイナーとして働く。

しかし、同じベルギー出身のデザイナー、マルタン・マルジェラ(1957年~)のショーに感銘を受け、ファッションデザイナーとしてキャリアを歩む決意する。

1995年には、ついに自身のブランド「RAF SIMONS(ラフ・シモンズ)」をミラノで発表、1997年のパリ進出から現在まで第一線で活躍している。


2018年の秋冬のショーの様子

ラフ・シモンズ成功の秘訣

可能性を狭めず挑戦する

ファッションデザイナーになった後も、ラフは常に挑戦し続けてきました。

アート性の強いデザインで有名な彼ですが、2005年にはシンプルなデザインが特徴のJIL SANDER(ジル・サンダー)という、真逆のコンセプトを持つブランドのデザイナーに就任します。

#JILSANDER Fall/Winter 18 Collection

JIL SANDERさん(@jilsander)がシェアした投稿 –

彼の就任を不安がる声もありましたが、結果的にこの人選は大当たり!
彼の引き出しの多さを業界に知らしめました。

同年6月には、より多くの人に自分の洋服を楽しんでほしいという思いから、Raf by Raf Simonsという、RAF SIMONSの半額程度に価格を抑えたラインを展開します。
(それでもTシャツ1着で2万円ほどなので、ブランド物って高いですよね……)

2013年からはアディダスとのコラボアイテムも発表するなど、自分の可能性を狭めることなく挑戦を続けています。

挑戦について、彼はこのように述べています。
「私にとっての挑戦とは、女性を美しくすること、女性に美しい服を着たいと夢見させること。この2つのバランスを見つけることだ」

新たな環境ではまずコミュニケーションを

2012年、ラフに最大の転機が訪れます。
それは、世界的ファッションブランドDiorがオートクチュール部門のデザイナーに彼を指名したこと。

クチュール未経験に加え、通常なら半年はあるはずの準備期間が、この時はたった2ヶ月。
さらに、期間中に54ものデザインをしなければなりませんでしたが、彼はこのオファーを受けることにします。

現実的ではない納期が迫る中で彼が行った最初の取り組みは、社員や職人たちと積極的にコミュニケーションを取り、チームの空気づくりをすることでした。
生い立ちや経歴、ファッションの価値観などをひとりひとりに問いかけることでチームの結束は次第に固まっていき、一丸となってショーへとまい進していきます。

そして迎えた当日、創業者・ディオールへのオマージュをふんだんに盛り込んだショーは、VOGUE編集長からも絶賛されるなど、大成功に終わりました。

チーム内の風通しを良くする。
一見小さなことのように思われるかもしれませんが、私たちが仕事に取り組む上でも、そこから始めてみるといいかもしれません。


この一連の出来事は、ドキュメンタリー映画「ディオールと私」に収録されているので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

さいごに

2017年にデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞した後、ラフはこう語っています。

「ファッションで成功するたった1つの方法は、自分が信じることをやり続けることだと思うよ。(中略)業界のやり方に過度に踊らされないこと。また、少しでもいいから与えることができなくてはダメだね。(中略)でも一方で、リスクを取って変化にチャレンジすれば、間違いなく見返りを受けられるはず」

そんな彼は、つい先日ファッション界のアカデミー賞とも称されるCFDAファッションアワードで見事2年連続の受賞を果たしました。
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仕事に対する強い情熱とこだわりが、未経験の業界でも成功できた秘訣かもしれません。

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タンノ

キャリトレノート編集部員
映画とスリランカカレーがマイブーム
暇さえあれば食べログのレビューを読み込んでいる