3社の人事担当者が語る!20代を積極採用する理由。

人事座談会

掲載期間 2019/01/23(水) ~ 2019/03/22(金)

キャリトレで20代を積極的に採用している3社の人事担当者による座談会を実施。
アクセンチュア株式会社、Sansan株式会社、株式会社バンダイナムコオンラインの人事担当者が20代の採用について語りあうなかで見えてきたものは、「20代は会社を成長へ導く重要な世代である」と捉えていることでした。

即戦力になりうるバランスの取れた人材が豊富な20代

 厚生労働省が2014年3月に卒業した新卒入社者を調査したところ、3年以内の離職率は32.2%。大手企業だけでも24.3%に上ります(厚生労働省「新規大卒就職者の事業所規模別離職状況」)。離職・転職のハードルは年々下がっており、上手に転職することで「スキルやキャリアを伸ばしていきたい」「前向きにステップアップしたい」「自分のスキルを生かせる企業と出会いたい」という挑戦意欲を持つ20代も大勢います。その反面、「忍耐力がないと思われないか」「給料は下がらないか」「スキルや経験が足りないのではないか」「自分に合った会社を探せるか」といった不安を感じている20代がいるのも事実です。
 では、実際に20代を積極的に採用している企業は20代の人材をどう捉えているのでしょうか。

アクセンチュア株式会社 採用アソシエイト・マネジャー Daniel Gerber(ダニエル・ゲルバー)氏 アクセンチュア株式会社 採用アソシエイトマネジャー
Daniel Gerber(ダニエル・ゲルバー)氏

 「一定の経験があり、スキルとのちょうど良いバランスを持った人材」と高く評価するのは、経営コンサルティング企業・アクセンチュアのアソシエイト・マネジャーの、ダニエル・ゲルバー氏です。
 「当社は、ダイバーシティー(多様性)が企業の成長には欠かせないと考えています。営業スキルが抜きんでた人、技術開発に強い人、バックオフィスで頼りになる人など、職種でエキスパートを求めるように、年齢層においても幅広い多様性を持たせることが、会社経営では肝心です。特に、コンサルティング業は、クライアントごとに事情が異なるため、それらをきちんと把握したうえで満足させる提案をする必要があります。高い吸収力と柔軟な発想が必要な場面も多く、経験とスキルのバランスが取れ、かつ伸びしろを持った20代に注目しています」

 同様の視点を持つ企業はほかにもあります。クラウド上での名刺管理サービスを展開するSansanもそのひとつ。人事部中途採用グループリーダーの金明正氏は、「20代はキャッチアップのスピードが速い」と評します。入社から独り立ちまでが短期間であれば、それだけ早期に戦力を充実させられるだけでなく、企業としても育成コストの抑制につながります。

 一方で、20代へさらに大きな期待をかけるのが、ゲーム業界です。スマートフォンのゲームアプリやオンラインゲームなど、現在のゲーム市場は年々拡大を続けており、端末性能の向上や映像表現の進化、マルチデバイス化、競合のグローバル化等によって競争は厳しさを増しています。そのため、この様な状況変化に適応して高度なスキルを持つ人材は慢性的に不足傾向にあり、特に即戦力人材の獲得競争が激しくなっています。
 「弊社サービスにおけるターゲットユーザーは、タイトルによりますが10~20代の若い方であることが多い。その為、ユーザーの嗜好や心理を捉えた思考や判断をもってゲーム開発・運営が出来ると考えています。」と、バンダイナムコオンラインのCHRO(最高人事責任者)の品川淳司氏は言います。どんなタイトルのゲームであっても、ユーザー目線で商品を開発することが、結果的に事業の成長に寄与します。その姿勢が、採用でも前面に打ち出されています。

 では、実際に採用側の企業は、どのように採用活動を行い、どう育成しようとしているのでしょうか。3社に共通するキーワードは、「個の尊重」でした。

個人の考えと企業の狙いをマッチングさせる採用努力

 さまざまな働き方やキャリアへの考え方が存在するなかで、20代のキャリアへの意向も多様化しています。各社とも20代の傾向を理解したうえで、20代に寄り添った採用方法をとっているようです。
 ゲルバー氏(アクセンチュア)は「一人一人と話すと、20代のうちはとことん頑張りたいという人や、家庭を大事にしたいという人などさまざま。その部分できっちり双方が納得しなくてはなりません。そのために採用担当者を一人でも多く増やし、個々の思いや仕事へのスタンスを聞くことを優先課題として取り組んでいます。多数派は、『程よいバランスで仕事をして、程よく頑張りたい』という志向の人たち。だからこそ、候補者と会ったとき『弊社ではワーク・ライフ・バランスを大切にできますよ』と伝えています」と話します。

株式会社バンダイナムコオンライン 取締役 CHRO 経営企画部ゼネラルマネージャー 品川 淳司 (しながわ じゅんじ)氏 株式会社バンダイナムコオンライン 取締役 CHRO
品川 淳司 (しながわ じゅんじ)氏

 また、品川氏(バンダイナムコオンライン)は、「弊社のありのままの姿をどれだけ知ってもらえるかが大切で、通常の面接以外にカジュアル面談を徹底しています。面談をする社員は、同世代の若手メンバーや経営層の社員などさまざまで、何度でも会うことができます。会社のカルチャーや雰囲気を感じ取ってもらうことが重要」と考えているようです。
 とはいえ、面接の場でどこまで本音を言ってもよいのか、どう対処すればよいのか、候補者としては悩みどころです。金氏(Sansan)は「面接の前後に必ず候補者のフォローを行います。思うような話ができたのか、どういうことをしたいのかなどを、面接とは違う場でざっくばらんに打ち明けてもらえるよう工夫しています。『月に1度、社内で行う社員同士の交流会に選考途中の候補者を呼んで、社員と直接話をしてもらう』という試みもそのひとつ。ありのままの会社の雰囲気や本音を開示することで、候補者にとっては会社を適切に判断する材料になり、会社としては彼らの本心を聞きやすくなります」と言います。

短期間で結果を出し、中核メンバーにもなれる

Sansan株式会社 中途採用グループ グループリーダー 金 明正(きむ あきまさ)氏 Sansan株式会社 中途採用グループ グループリーダー
金 明正(きむ あきまさ)氏

 会社の雰囲気や適性がしっかりとマッチした転職ができた場合、どのような活躍ができるのでしょう。また、前例としてどんな人が活躍しているのか、という点も気になります。
 まず入社後は、研修やOJTをこなしながら独り立ちを目指すことになりますが、そこまでの工程・期間は人それぞれです。たとえば営業職ひとつとっても、「どれだけ、何を考え、どうやって営業してきたのか。今までの仕事の仕方やマインドセットなどによって、会社に近いスタンスの人ほど早く結果を出せる」と金氏(Sansan)は語ります。それは営業職にとどまらず、技術職もバックオフィスも同じです。

 また、スタートアップや成長中の企業では、タイミングも大きく影響します。以前、20代の広報担当者を採用した品川氏(バンダイナムコオンライン)は、「弊社には広報専任の社員が一人もいなかった」と設立当時を振り返ります。「一から広報の土台を作り、軌道に乗せるのは難題でしたが、経営陣の考えを吸収しながら素早く体制を整え、今では欠かせない存在と言われるほど活躍をしています」
 次いで、ゲルバー氏(アクセンチュア)も、20代で中途入社した社員2人の活躍事例を挙げてくださいました。1人は、入社3週間という短期間で成長し、外資系企業の日本法人の社長にプレゼンテーションを行なった社員。もう1人は、入社後3カ月ほどでプロジェクトの中核メンバーとなり、テレビ取材の対象にまでなった社員。2人とも、短期間で大きなプロジェクトの中核メンバーを任されています。

 20代が活躍している企業は、20代に大きな期待を持ち、20代を採用するための工夫や入社後の教育にも力を入れていることがわかりました。キャリトレでは、この3社の求人を掲載しています。
 ぜひ以下のリンクよりご覧ください。

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